ときどき「花子とアン」〜華族のお嬢様に負けるな! 6

1945年 (昭和20) 東京。

 花子が書斎で"赤毛のアン”を翻訳している場面。

「名前は何というんだ」子供はちょっと躊躇ってから
「私をコーデリアと呼んでくださらない」と熱心に頼んだ。
「私の名前ってわけじゃないんですけど素晴しく優美な名
 なんですもの」
「コーデリアという名前じゃないなら何という名前なの」
「アン・シャーリー。 アンなんてとても現実的な名前なんですもの」

 翻訳しながら・・花子は自分とアンがとても似通っていることを知る。

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