昔なじみの都内の仏像趣味の会に参加しました。 その会は、旧態依然とPCに取り込んだ尊像別の仏像写真の披露と簡単な説明、所蔵寺院名だけは分りますが、時代も斟酌されません。
各尊像の一絡げの簡単な解説のみで、その尊の時代的変遷などは少しも斟酌していません。
例えに阿弥陀を取っても、その経典の浄土三部経に関心は全くなしです。 観無量寿経を斟酌なしのただ九品の印相のみが注目されるのです。
浄土観想中心からの阿弥陀如来像(この奈良時代以前に阿弥陀印の定着なし)が、平安期から密教の阿弥陀の捉え方の影響で坐像・阿弥陀定印(禅定印・上品上品印)が定着