花は美し (自分のためのメモ)

道元の書に登場するといわれる霊雲禅師の話は、
感慨を持たずには聞けない。

この方は、悟りを求めて座禅修行すること30年、しかしまったくその境地は進まず、得る所がなかったらしい。師はなにも教えてくれない。そこで他の指導者につきたいと思い、旅に出た。

里山を越えてある村に出た。
そこには一面の桃の花が咲き見事な景色となっていた。
その美しさに見とれていて、おもわずつぶやいたそうだ。
「ああなんときれいな花なのだろう」

そして気がついた。いままでどうして花の美しさを見ることの素晴らしさに気がつかなかったのだろう。

話は以上である。
ボクはこの霊雲禅師の