冬の雀

年末に長岡京市内で、送電線にたくさんの雀が留まっているのを見かけた。相変わらず、忙しそうに鳴いている雀の群れである。しかし、その数も餌場となる田畑が減ってきたためか、最近かなり減って来たという。

電線に雀が留まった風景は、ひところ歌になって流行ったことがあったが、少しユーモラスでもあり、高いところから下界を見下ろして優越感に浸っているようでもある。何となく、親しみを感じる鳥である。

寒雀については、角川学芸出版の合本俳句歳時記に、次の説明がある。

寒雀、冬雀、ふくら雀
雀はもっとも人家近くに棲む鳥である。特に冬場は餌を求めて庭先までやってくる。寒い