平安の 装束まとい みやびなる
花の寺には うたが響きぬ
庭園の遣水(やりみず)に盃を浮かべ、
流れに合わせて和歌を詠む、
平安時代の優雅な歌遊びです。
参宴の歌人のうち男性は衣冠(いかん)、
狩衣(かりぎぬ)、
女性は袿(うちぎ)、十二単等という装束を纏い、
水辺に座ります。
開宴の言葉、歌題披露に続いて、
催馬楽(さいばら)に合わせて
若女(じゃくじょ)の舞が奉納されます。
やがて盃を乗せた羽觴(うしょう)が
遣水に流されると、
歌人たちが歌題に従って、
和歌を詠み短冊にしたためて、
流れてくる盃を傾けます。
結びに講師(こうじ)が歌をよ