あまり季節とは関係ありませんが。
「おもわず苦笑」
鈴蘭のオーデコロンなどよからむか銀色斑入りの髪伸ばさむと
戦後より萌したるらむ自意識と教養そろへて老女歌人群
五ヶ月児鼻に小さき皺寄せて寝返り成功たまらぬ笑ひ
コーヒーを知り初めしころ眩暈するほど強く甘くて一目惚れせし
あの頃に「お祭りマンボ」流行りたるわけ気になれど遅れじカラオケ
「まじめに人生」
その意味をわれら知るやら「人も蟻も星の子」これを輪廻とぞ言へ
実篤の言葉浮かべり美しく並ぶ瓦に雨の光りて ==「仲良きは美しきかな」
太極拳お腹の前の空間に両腕上下に自(じ)が魂抱