連載:私が歩いた奈良の散歩路

第17回 <矢田丘陵あたり>私が歩いた奈良の散歩路?

矢田丘陵の最も北寄りに位置するところに
山岳寺院の一つで
東明寺というお寺があります。

近鉄郡山駅からバスに乗り、
「横山口バス停」から北西へ徒歩30分と歩きます。
途中から急に
山の森に中に踏みわけ踏みわけ行く感じです。
道標に従い40分でようやく到着します。
まさに山寺と言うべきお寺で、
なんとも言えない雰囲気があります。

東明寺は、
持統天皇7年(693)ごろ
日本書記の編者の舎人親王が創建した古刹で、
本尊は薬師如来坐像です。
像高は94cmと
あまり大きくはありませんが、
想像していたよりもずっと素晴らしいお姿です。
平安時代の桜の一木造り