富山の名刹二山

先ずは、高岡市にある瑞龍寺(写真左)。このお寺は、加賀藩二代当主前田利長と3代利常によって建立された曹洞宗の名刹です。

 仏殿、法堂、山門の3棟が国宝に指定されており、それを回廊が囲み、その前に総門が建つ、堂々たる近世禅宗様式の威容です。

 流石、加賀百万石!その規模と言い、荘厳さといい、多くの宗派の本山と比べてもそん色のない雄大さ・・・しかし、そこは禅寺・・・、修行と祈りの場としての趣もしっかり保たれていました。

 次は、真宗大谷派井波別院瑞泉寺(写真中央と右)。高岡市にある瑞龍寺が時の権力者が開いた寺院なら、こちらは一向一揆の総本山・・・、民衆