オウム事件17年目の告白

上祐史浩著、有田芳生検証の「オウム事件17年目の告白」を読了した。
 著者の上祐史浩はオウム真理教教祖の麻原彰晃の元側近で、ロシア支部長、外報部長等を歴任しており、法名はマイトレーヤである。地下鉄サリン事件の時はロシアにいたため、当該事件の実行犯にはならなかった。帰国後のマスコミ対策の際に詭弁を弄し続けたことから、「ああいえば、上祐」と言われたことは有名である。後日、熊本県波野村の土地取得をめぐって、国土利用計画法違反事件で逮捕、偽証と有印私文書偽造・同行使の罪で懲役3年の実刑判決を受け、広島刑務所で服役。出所後はオウム真理教(アレフ、その後アーレフ、現