「ソ満国境15歳の夏」の映画を見て

先日、戦争末期の満州を舞台にした映画があるとのことで、満蒙開拓団の動向を少しでも判ればとの動機で大阪市内の映画館に出かけた。

日中戦争下で、ソ連と満州との国境近くに勤労動員として新京(現在の長春。満州国の首都として日本が付けた都市名)から120名の中学生が送られた。そこで、8月9日のソ連軍の侵攻を受ける。必死の思いで、新京に帰る過程を映じたものである。

開拓団の家族が、逃げる途中で力尽きて道端に行き倒れになっており、少年たちに必死で助けを求めたシーンが、関係シーンであった。少年たちを引率する先生は、120名の子供たちを安全に新京に導くために、助けられ