小屈大申

壬生寺貫主=松浦俊海さんの こころにひびくことば

小屈大申(中国の4文字成語)


 今年の干支は申です。申の字は伸にも通じます。

この4文字成語の意味は、始めに小さいことで、悔しく辛いことがあっても、それに屈しないで耐え忍んで努力をすれば、将来には大きく伸展して大きな業績を上げることになるものだ、と云うことです。



 臥薪嘗胆という例えもあります。薪(たきぎ)の上に寝るような苦しみや、肝胆を舐める苦さを堪えるような苦労をしてでも、所期の目的を達しようと精進することです。


 手をこまねいていては、大きな目的はたやすく成就しません。



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