Knowing

朝が来るたび僕の右手は君を探す
触れない温もり
現実を突きつけられて僕は目を覚ます

枕元、このところの目覚まし時計は
僕よりも朝寝坊
苦笑いもきっとお互い様なんだろう

カーテンを開けて起こす君はもういない
台所のコーヒーメーカーも冷めたままで
まるで止まったままのような時間が
気まずい顔をして部屋の片隅で膝を抱えてる

Tell me why ? ずっと考えてた
解りきった答えの心への書き方を




退屈な時間、読みかけの文庫本
付けっぱなしのテレビ
焼き過ぎた厚切りのトースト、ふと見上げた春空

ため息が連れて来るものは見飽きたものばかり
せめて