昨日は一日中 とても過ごしやすかった 穏やかだったので 今日は朝から 過ごしにくい 風が強く肌寒いので 天気の変化に 翻弄される日々 特に春先は 人の心も同じ 気分の良し悪しが 激しく入れ替わる日々 些細な出来事で 天気にしろ 人の心にしろ 穏やかであって欲しい 誰もが望むことだ 穏やかが一番 安らかで気持ちがいい これ以上の喜びはない …
鮭という魚は 必ず古里に帰る 大海を回遊していても 都会に出た若者も 戻る所は古里 生まれ育った懐かしいところ 誰でも 他の土地に移り住んだとしても 古里を思い涙する 不思議としか 言いようのない現象だ 何故心を捉えて離さないのか 古里とはいったいなに きっと心の居場所なのだろう 最後に辿り着く 古里を失った者は 正に不幸でしかない 心の拠り所…
昨日は 晴天だったので 何でも前向きな気分になれた とても気持ちが充実して 今日は どんより曇っていて どことなくやる気が出てこない なんだか体にも力が入らず それにしても ちょっとがっかりもする 天気ぐらいで 左右される心の弱さに 人は見た目以上に 精神が弱いのかもしれない 些細なことで動揺することからも 何とか心が強くなれないものか どんな状況…
自分勝手の人は 相手がいないと気付かない 自分だけでは 集団の中にいると 自分が見えてくるから不思議 考え方や行動が違うので それを意に介さないでいると たちまち疎まれ 自分勝手と言われてしまう 相手に不快の思いをさせて 自分一人でいれば どんな考え方をしようが どんな行動をとろうが 特段問題はないはずだけど でも今の社会は共生社会だから 自分勝手の…
必死というと こんなイメージがある 他のことなど顧みないで 一つのことに全力を注ぐ姿 若い頃必死に取り組む姿は カッコよく思えたけど 近頃はあまり思えなくなった いつまでも突っ走るのかと思うと 余裕がないというか 息切れしそうで 人生の節目を迎えた今 思いが強くなった もっと肩の力を抜いて 生きたってよいのではないかと おおらかにゆったりと 日常生活を楽しみ…
ぐらついてきた 下の前歯の一本が 物を食べると 激痛が走る 上の前歯と接触して 食べることが怖くなるほど 美味しく頂くことは 当たり前のことだったけど 支障が出てくると 味も分からず 飲み込むだけで精一杯に 何でもそうだけど 当たり前にできなくなったとき 嫌というほど落ち込む 事の重大さに気付かされて 当たり前のことが 当たり前にできることで 日…
あるとき突然 涙が溢れ出てくることがある 訳も分からず どうしてなんだろう こんな気持ちになるなんて 何かに反応しているのだろう 心の奥底に潜む何かが この頃ときどき起こる 若いときにはなかったことが ときと場所を選ばず よく分からないけど あえて解釈すれば 些細なことにも 感じ易くなったということなのだろう いろいろな経験の積み重ねにより 心が豊かにな…
そよ風は 優しく頬をなでていく そよ風に誘われて 何処に行こうか 母のもとか 巨大な雲は 空高く悠然と流れていく 雲に乗って 何処に行こうか 父のもとか 小川の流れは さらさらと絶え間なく続く 流れに身を任せて 何処に行こうか 心の古里か 朝の日の光は キラキラ輝き眩しいほどに 光にまみれて 何処に行こうか 未知の世界か 何処に行こうか …
今までどれだけの 人と出会い、別れてきただろう? 名前や顔さえ忘れた人 忘れられない人 振り返ればいつも 切なさがあって、懐かしくもあるけど 今いるこの場所ではもう 探す術もない 街の灯りがそっと 灯り始める頃、いつもの帰り道 急ぎ足になるのは 冷たくなった風のせい? それとも・・・ 秋行く街の中 ボクはふと、足を止…
滝に打たれている 捨てられたペットボトル いつ果てることなく続く殴打 滝壺から抜け出そうとしても 直ぐに引き戻されるペットボトル 地獄絵そのもの 誰にでもある 嫌なことから抜け出そうと もがいてももがいても どうにもならないことが そんなときこそ 腹をくくって 居直ってしまうことだ なるようにしかならないと どん底まで 落ちたっていいじゃないか も…
物に囲まれていると 気付かなくなってしまう 物の有り難さに 当然のように受け入れてしまって 組織の中にいると 気付かなくなってしまう 同僚に支えられていることに 当り前だと思ってしまって 何でもそうだけど どっぷり浸かってしまうと 周りが見えなくなって 自己本位に 考えたり振舞ったりしてしまう 知らず知らずのうちに ときには冷静に 己を見つめることが必要…
何とか生きていける 例え笑われたって 嫌われたって 憎まれたって 何とか生きていける 多少噓をついたって 騙したって 悪いことをしたって 今の世の中は有り難い 何とか生きていける 大抵のことなら許されるから でも辛いに決まっている 当事者にとっては本当のところ 例え許されたとしても 人から嫌われたり 人の心を傷つけたりして 生きていくことは でき…
子供の頃の家族は 今は兄と私の二人きり 祖父も両親も亡くなり 歳を取るにつれ 兄との絆は年々深くなる 血の濃さ故なのだろか 兄弟はよいものだ 必要以上に気遣うことも 遠慮することもない 通じ合うものがあるから それに何より安心感もある それにしても 互いに家族はいるものの 本当に寂しい 兄弟二人になったことは かつて両親は頻りに望んだ 兄弟が近くに…
到底できないだろう 子供を亡くした 母親の気持ちなど 分かろうとしても 分かろうとすることは よいことだけど その想像を絶する苦しみは 決して分かるはずがない かえってよくない 上辺だけの同情は 傍らの人ができることは せめて寄り添うこと 本人しか分からないので 深い悲しみは むごい体験は へたをすると己を破滅に追い込む とんでもないことに 見守…