今日の俳句  奈良

なら山の尾根たどる道蝉時雨

今年竹あらぶる風に喜々として

炎暑かな水と戯る鹿のむれ

煎餅により来る鹿の臭ふ夏

汗臭き人より更に鹿くさし

丸まって小鹿のねむる木下闇

金色の大仏殿の鴟尾暑し

吹きわたる風に汗ひく二月堂

南大門炎暑の雲気たち昇る

夏負けを叱るや猛き仁王の眼

梅雨明けの暑を運慶の仁王の威

一つ空に大噴水と観覧車

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