感動した話

東京新聞を購読しているが、土曜日に宗教者の投稿記事や歴史関係の記事が載る一面がある。宗教者の投稿記事に当然関心を抱き毎週楽しみにしている。筆者自身一人の仏教者として、関心を抱かせられることが多いが、今朝の記事「8月に詠む慈眼堂歌日記」投稿者 衣斐弘行師(1974年生まれ 臨済宗東福寺派大泉寺住職)には心打たれるものがあり、ご紹介したい。

「戦に敗れし日より憂きことは親のなき子らさまよひあるく」
衣斐師は毎年8月15日になると慈眼堂歌日記を繙き拝誦する。師は、この歌集を高校生のころ、医師で妙心寺派の僧侶であった叔父松原弘兆師から知らされた。歌集の著者は河