感動した話(続)

先週に引き続き今朝の東京新聞に連載された「8月に詠む慈眼堂歌日記」(下)(投稿者 衣斐弘行師 1974年生まれ 臨済宗東福寺派大泉寺住職)をご紹介したい。

昭和20年8月15日敗戦を境に中国・新京(現 長春)で戦災孤児たちの救済活動に当たった河野宗寛老師の人となりについては、前回触れておられるが、「詠む慈眼堂歌日記」という新聞の題名に照らすと「戦に敗れし日より憂きことは親のなき子らさまよひあるく」一首のみであった。今回は数多くの歌が紹介されていて、戦後混乱期に敗戦国民として中国に在留せざるを得なかった同胞や孤児たちの苦難が筆者(宇宙眼)には身につまされ