また脇道に、実はこれが最も気になっていたことかも

ちょっとした秘密。
それもやっと終わった。
それでも一月以上続いただろう。

玉の井のお酢のびん、
まだ洗い流していないが、
見えている限りでは 底に一つ
上部に一つ 黒い死骸がある。

ある朝、瓶の蓋をカチッと閉めた。
開けっ放しにしていたらしい空っぽのお酢の瓶、
一晩のうちに
3ミリほどのコバエが入り込んでいた。
底に残っていたアミノ酸を求めてたかったのだ。

私は、彼らを捕獲したのだ。
濡れ手にアワ、とでもいうべきか?

ぴこぴこと飛び回る連中を数えようとするが
結構難しい。

昔、猫の子6匹が一斉に近づいてくるのを止めようとして
その素早い集団に