貧しき時も富める時もこれを愛し

母の実家は当時そこそこに裕福な家庭だったと思います。
幼い頃里帰りした際のトイレには新聞紙が置いてありました。
我が家のトイレはうず高く積まれたハナカミだったと思います。
新聞紙はシワくちゃにしてから使うのだと教わった気がする。
そんな事を岩手でボランテイアをした際に被災者と話した。

80歳前後のお婆ちゃん達だったが被災前は結構裕福だった。
実家は東北の農家で幼い頃は苦労したととつとつと話す。
そんな婆ちゃんが嬉々として話す実家のトイレが凄い。
 「うちのはカンナの削った切れ端だったよ!」
 「ええ~?うちは薄い木の板だよ?」
 「いやあ~うちは竹の棒