連載:言葉2

世界で一番植物の名が多い国、それが日本

金田一春彦先生の「美しい日本語」シリーズです。

■■木の名、草の名■■
日本語には大変多くの数の機能な木の名、草の名がある
大槻文彦さんが編集した「言海」をひらいて
外国人が言った。
これは植物の名ばかりではないか

日本語に植物の名が多いのはなぜ?

■■木の種類が多い■■
ひとつは、日本に植物の種類、ことに木の種類が豊富なためです

ドイツやスイスで木のリストを作ると1枚の小さなカードにおさまってしまうそうだ
イギリスで林と言うと アカマツ林ナラ林ブナ林カンバ林の4種類しかない

カナダの東側の紅葉の美しさに評判があるが赤一色の極めて単純なもの