さんが書いた連載言葉2の日記一覧

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[日本語の発音] 漢字仮名混じり文の開発

http://sskmszm.com/?p=44671 [日本語の発音] 奈良時代に母音は8個あった http://sskmszm.com/?p=44338 [日本語の発音] ハヒフヘホはパピプペポ http://sskmszm.com/?p=44755 [日本語の発音] 発音通りに書いた時代 http://sskmszm.com/?p=44832 [日本語の発音] ゐ、ゑ、を の続きです ■…

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[ことば日本史] 女房言葉あれこれ

ことば日本史、室町時代から ■■女房言葉■■ 室町時代には、宮廷の女房たちの一種の隠語である「女房言葉」が、 武家社会、さらに一般社会にまで広がっていった。 豆腐を「(お)かべ」、餅を「(お)かちん」と呼んだり、 水を汲むことを「むすぶ」といったりすることが、庶民にまで真似されるようになったのである。 自分とちょっと違う世界の言葉を使ってみるのは何だか高揚感があります 若者言葉の「てへぺろ…

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[日本語の発音] ゐ、ゑ、を

http://sskmszm.com/?p=44671 [日本語の発音] 奈良時代に母音は8個あった http://sskmszm.com/?p=44338 [日本語の発音] ハヒフヘホはパピプペポ http://sskmszm.com/?p=44755 [日本語の発音] 発音通りに書いた時代 の続きです 「日本語の発音はどう変わってきたか」からの引用です ■■平安時代の後期■■ http:/…

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[ことば日本史] ピンからキリまで

「ことば日本史」室町時代から ■■ピンからキリまで■■ 室町末期には、南蛮貿易が盛んになり、 さまざまな西洋の文物が輸入されるようになった。 そのなかに西洋カルタ、つまりトランプもあって、 「天正カルタ」と呼ばれた。 その一の札をピン、十二の札をキリという。 ピンは、点という意味のポルトガル語「pinta」にちなむ。 ピン芸人とか言いますね キリは、十字架を意味する「cruz」によるとい…

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[日本語の発音] 発音通りに書いた時代

写真つきはこちら http://sskmszm.com/?p=44755 http://sskmszm.com/?p=44671 [日本語の発音] 奈良時代に母音は8個あった http://sskmszm.com/?p=44338 [日本語の発音] ハヒフヘホはパピプペポ の続きです 「日本語の発音はどう変わってきたか」からの引用です ■■平安時代■■ http://sskmszm.com/…

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[ことば日本史] 風呂敷

写真つきはこちら http://sskmszm.com/?p=44716 「ことば日本史」室町時代から ■■風呂敷■■ http://sskmszm.com/wp-content/uploads/images-2024-03-24T072855.405.jpeg 包む布については、単純な布に過ぎないので、形そのものはずっと変わっておらず 名前が、いつ「風呂敷」になったかという歴史になる …

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[日本語の発音] 奈良時代に母音は8個あった

http://sskmszm.com/?p=44338 [日本語の発音] ハヒフヘホはパピプペポ の続きです ■■奈良時代■■ http://sskmszm.com/wp-content/uploads/Screenshot_20240209_084520-1.jpg ハヒフヘホがパピプペポ サシスセソがツァツィツツェツォだったというお話を前回しました もうひとつ現代と大きく違う点が、母音の…

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[ことば日本史] ビタ一文

ことば日本史、室町時代から 平安時代に行われていた貨幣の鋳造は、律令政府の支配力が衰えるとともに、打ち切られた。 その後、なんと600年もの間、日本では公式な貨幣は作られなかったんです 今では考えられませんね じゃあどうしたか。 中国のお金を日本国内で使ったんです 平安末期になると、唐の銭貨が日本に流入し、 鎌倉時代には宋銭、室町時代には明銭が輸入された。 ところが、大変な事態がおきます …

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[日本語の発音] ハヒフヘホはパピプペポ

「日本語の発音はどう変わってきたか」という本を読みました 古代の日本語の発音は今の発音とは違うものだった どういう発音であって、それがなぜ変わってきたかという理由までも解き明かそうというもの それでは、何回かに分けて紹介していきましょう ■■なぜ分かるの?■■ 昔、録音機なんてありません 五十音をどう発音していたかなんて分かりっこない気がします それが分かるんですね。大したもんです 最初か…

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[ことば日本史] 高をくくる。高がしれる

ことば日本史、室町時代から ■■高■■ 年貢や稲の収穫の見積もりの多少を「高」と呼んだ。 鎌倉時代末期までの荘園制の時代には、 田畑や屋敷の広さや等級に応じて年貢が徴収されていたが、 この体制が崩れてくると、金銭によって納めることが普通になった。 そうなると土地は、納める銭貨の「高」で示されるようになり、 「何貫文の土地」というふうにいわれるようになる。 これを「貫高制」という。 戦国大…

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日本語には、昔、「た。」も「である」も無かった

http://sskmszm.com/?p=44172 日本語には、昔、主語も文も無かった の続きです ■■「た。」は過去形か■■ 面白い問いかけですね そんなの過去形に決まってます 学校で習いました ただ、言われてみると微妙 ピッチャー振りかぶって第一球を投げました 打った うーん、過去形? 現在形と言った方が良いような 同じような場面を英語で実況放送する場合は 現在形が使われている…

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日本語には、昔、主語も文も無かった

写真つきはこちら http://sskmszm.com/?p=44172 「近代日本語の思想」という本を読みました 知らなかった事がいっぱい へえ、日本語って、そんなに色んなものが無かったのか まずは主語から ■■主語■■ これはなんとなく聞いたことがあるような 学生の時、英訳するときに苦労した覚えがある 英語ってめんどくさいなあ。いちいち主語を考えなきゃな…

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[古文書]百人一首は美しい

写真つきはこちら http://sskmszm.com/?p=44191 http://sskmszm.com/?p=43190 古文書解読に再挑戦 の続きです 今、古文書解読に挑戦していっているのですが、その現在進行形のレポートです ■■かな■■ 前回、平かなだけでは古文書解読は難しく、漢字の解読も必要だったという話をしました。 「江戸が大好きになる古文書」は漢字中…

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古文書解読に再挑戦

写真つきはこちら http://sskmszm.com/?p=43190 次女が「江戸が大好きになる古文書」という本を買ってプレゼントしてくれました http://sskmszm.com/wp-content/uploads/Screenshot_20231216_194624.jpg 古文書については以前ブログにも書きました http://sskmszm.com/?p=9…

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[ことば日本史] ばさら

「ことば日本史」シリーズ、南北朝時代に入ります ■■ばさら■■ ばさらと言えば佐々木道誉。 私と同じ名字なので気になる存在。 佐々木道誉は、足利尊氏が鎌倉幕府を裏切ってから室町幕府を樹てるまで、 つねに尊氏と行動をともにした武将。 鷹狩りに行った帰り、妙法院門跡の御所の前を通りかかったが、 下人たちがその庭に入りこみ、美しい紅葉があったのを一枝折りとった。 そのとき門跡は…

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[ことば日本史]金槌はなぜ「げんのう」

写真つきはこちら http://sskmszm.com/?p=40759 ことば日本史から ■■玉藻前(たまものまえ)■■ 平安時代のこと、天竺と中国とで悪の限りをつくした果てに日本へと飛来した狐がいた 金毛九尾の狐 その狐が美しい姫、玉藻前に化けた それはそれは美しいと大評判 狐が化けていると知らない鳥羽法皇が呼び寄せて、寵愛を受けていた。 http://ssk…

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[ことば日本史]ゴタゴタ

ことば日本史、鎌倉時代の禅に関わることばから ごたごた、ってゴンゴン、バンバンのようないわゆるオノマトペかと思いきや 背景になる歴史があったんですね ■■ゴタゴタ■■ 文応元年(一二六〇)に南宋から招いた臨済宗の僧、兀庵普寧(ごったんふねい)は、 北条時頼の要請により建長寺の二世となったが、 その説教はややこしくて、わかりにくかった。 それで入り組んでごちゃごちゃしてる…

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[ことば日本史]大げさって大きな袈裟?

ことば日本史、鎌倉時代から 禅宗にまつわる言葉です ■■大げさ■■ 僧侶が着る袈裟には三種類あって、一番外側に着るものが大袈裟と呼ばれた。 それが「大げさ」の語源らしい あれ?良いことのような 禅僧が正装とした袈裟のものものしさを他宗派のものたちがバカにしたことからとする説もある なるほど、ちょっとした妬みから来ているのかも ■■普請(ふしん)■■ 禅寺では、人々を…

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[ことば]様や殿や方やあなた

足利将軍シリーズのために「室町の覇者 足利義満」という本を読んでいるのですが 義満を理解するために必要だとして 義満が作り上げた新しい概念「室町殿」や「公方様」という考え方が解説されています。 かなり長いのですが、極めて興味深いので 番外編として、日本語の成り立ちを話していくことにします。 日本語に特有な「婉曲表現」 直接的な表現を避け、オブラートに包んで、回りくどく表現する…

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[ことば日本史]しっぺ返し

写真つきはこちら http://sskmszm.com/?p=40057 ことば日本史、鎌倉時代からです。 禅宗からのことばになります。 ■■しっぺ返し■■ 禅宗では、座禅のときに見られるように、師家(しけ)が修行者を指導するとき、 竹篦(しっぺい)で打つことがある。 http://sskmszm.com/wp-content/uploads/images-53-8.j…