シャガールのステンドグラス

カテドラルの前広場から見ても、確かにサン・テティエンヌ大聖堂は蜂蜜色に見える。
 これは近くで取れる山吹色の砂岩を建材としているからで、大聖堂に限らず周りの建物もそうであったことに気づく。
 もともとこの場所には、415年に建てられた小さな礼拝堂があった。ところがフン族のアッテラが攻め入って来て、メッスは徹底的に壊滅的に破壊されてしまうのだが、なぜかこの礼拝堂だけが奇跡的に無傷で残ったことで信仰の対象になったという。
 12世紀に二つの教会が合わさって拡大し、新しく90mの塔も作られて、その上に設えられた11トンの鐘の音は30km先まで届くという。
 こ