連載:川柳 短歌 俳句などを詠む

浅草神社詣で

有名な天ぷらのお店で昼食を済ませ、仲見世通りを北へぶらぶらと歩く。
途中いろんな店につっかかりながら。平日だというのに、なんと人の多いことだろう。
一瞬島倉千代子のメロディーが浮かぶ。「お祭りみたいににぎやかね~」。
浴衣姿の若い娘さんのまぶしいこと。若いっていいなあと、自分の大昔を重ねて見つめる。

浅草寺はもう何度行ったか忘れたくらいなのに、その脇の浅草神社へは一度も足を伸ばしていない。仁天門から浅草寺へ抜けるたびに、以前はその前をいつも通っていた。そういうことってけっこうあるものなのだろうかと自分で不思議がる。

一度にわあっと全部見るのがあまり得