まじめ一つか、不まじめもありか。
みね子の父・実はまじめ。
だから、まじめな言葉で、確か「返してください」、「お願いします」、「家族に送るだいじなお金なんです」と強盗に叫んだ。
そして追いすがったはいいが、角材で頭なぐられて、記憶喪失。

けっこう不まじめな私なら、「返せ！このやろう！なにする！」と怒鳴りつつ、手かげんの手の字もないほどの力こめて、強盗の頭を角材で思いきり殴りつける自分が想像できる。
強盗は死ぬか－さもありなん。
しかし、正当防衛、あるいは少し、過剰防衛－フーテン寅さんのように警察のオリに泊まるのも人生経験か。
しかしまあ、そこまでは実