死の体

トップでなければ気が済まない性格
いつも競争や嫉妬に明け暮れる日々。
それゆえ良好な人間関係を築くことができなくて
苦悩の連続だった。

自分はひどい人間だったんだ・・
それも相当ひどい方のレベルである。

ランク付けなど出来ないのは承知の上で
あえて人格レベルを設定するなら
私はもっとも低い方に属するだろう。

これまでは真逆だった。
私こそ「いい人間」と思っていた。
表面的にはさも謙虚そうに振る舞っていたが、
内心では「なんていい人間なのだろう」
「私ほど立派なものはいない」くらいに考えていた。
私のワールドでは自分がいちばん偉かった。

だから、