小説「そして父になる」を読んでーー家族のある温み


福山雅治の名演技もあって評判になった映画を見損なったが単行本を見つけたので一気に読んだ。

産病院での新生児取り違えが6年後に発覚して当事者が苦悩した上でおたがいの子供を本当の父母にもどす交換をしたものの6歳という微妙な年齢の子供とその親たちの悩みを描写している。

非常に上手くその家族の心の葛藤をを描写している。



私の読後感といえばそのストーリーよりもやはり家族と言うものは温かくていいものだという羨望に尽きる。



私は12年前に妻を亡くした時から日常的に家族と言うものがない。

息子は2人いるが東京なのでほんのたまさか