久しぶりにおんぶ
病気になるとこんなにも嬉しいのか、とひとり感じたことがあります。 私は兄弟姉妹の中でも真ん中だったため、母親を独り占めできる昭和時代でもありませんでした。誰もが同じような暮らしむきでそれほど差もなく暮らし、大した虐めもなかったように思い出します。 私は「はしか」か何かに罹ったのでしょう。母がおんぶをしてくれたのを背中でどこかとても暖かく嬉しい気持ちが芽生えていたのを覚えています。普段は甲斐甲斐し…
病気になるとこんなにも嬉しいのか、とひとり感じたことがあります。 私は兄弟姉妹の中でも真ん中だったため、母親を独り占めできる昭和時代でもありませんでした。誰もが同じような暮らしむきでそれほど差もなく暮らし、大した虐めもなかったように思い出します。 私は「はしか」か何かに罹ったのでしょう。母がおんぶをしてくれたのを背中でどこかとても暖かく嬉しい気持ちが芽生えていたのを覚えています。普段は甲斐甲斐し…
一人暮らしの息子の所に行った時、 夕食何にする? スーパー近くにあるけど。 せっかくだから外食にしようよ。 いいしゃぶしゃぶ屋があるよ。 刻んだネギに柚子がたっぷり。 牛でも豚でもキノコでも レタス 白菜 とうふ なんでも入れてゆずの香り。 それ以来、柚子のとりこになった。 少しでも柚子が安けりゃ、薄切肉と 小さい大根をピーラーで 小さい白菜もないよりいい 規格外のレタスもしゃぶしゃぶにいけ…
福山雅治の名演技もあって評判になった映画を見損なったが単行本を見つけたので一気に読んだ。 産病院での新生児取り違えが6年後に発覚して当事者が苦悩した上でおたがいの子供を本当の父母にもどす交換をしたものの6歳という微妙な年齢の子供とその親たちの悩みを描写している。 非常に上手くその家族の心の葛藤をを描写している。 私の読後感といえばそのストーリーよりもやはり家族と言うものは…