『Hop-Frog』(Edgar Allan Poe) の思い出

これは私にとって実に思い出深い短編小説だ。
タイトルを英語で書いたが、だからといって私は英語が得意というわけでは全くない。我が生涯を振り返ってみて、英語は結局あらゆる意味でモノにならなかった。では何故、英語で書くか。それは以下の理由があるからだ。
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話は昭和37年にさかのぼる。当時私は高校3年生であった。その高校はいわゆる受験校で、現在はどうか知らないが当時は規定の授業は1月始め頃には全て終了し2月以降は大学受験準備のため休校になつていた。1月は各学科で、言ってみれば暇つぶしの授業が行われていた。
私の教室の英語担当の先生は、その『暇つぶし』の英語