初芝居 歌舞伎座夜の部

高麗屋三代の襲名披露で湧く歌舞伎座へ。
「双蝶々曲輪日記」角力場(すもうば)だけ。初めて見る人は、内容がチンプンカンプンだろう。次の「引窓」も出せば、上方らしい世話物が楽しめるのに。芝翫の濡髪、愛之助の放駒がともに適役、それだけに角力場だけなのが惜しまれる。

口上、高麗屋三代、吉右衛門を始め、藤十郎、左団次、秀太郎、梅玉ら、幹部が居並び、華やぐ舞台。一人一人の挨拶に、大きな拍手と掛け声がかかる。

続いて「勧進帳」主人公弁慶(新幸四郎)より富樫(吉右衛門)が大きく見える舞台。愛之助、芝翫ら、「ご馳走」の四天王。

「相生獅子」「三人