「歌舞伎座」の日記一覧

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思い違い 🙄

東京の新宿に歌舞伎町という町があります。 歌舞伎町は札幌のすすきの、福岡の中洲と並んで日本三大歓楽街と言われてます。 その歌舞伎町に歌舞伎を上演する歌舞伎座があるのだと思っていた人がいました。 東京生まれで東京育ちの51才男性です。 ある時、銀座に行った時に目にしたのが和洋折衷の大きな建物で、それが本当の歌舞伎座だと知り、なんで銀座にあるのだと、その時の彼の驚きは如何ばかりであったでしょう…

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歌舞伎座

知人から歌舞伎座のチケットを頂き観に行ってきました。 歌舞伎を観るのはコロナもあったので7年ぶり。 その時は、今工事中の国立劇場でした。 歌舞伎座も建て替えられてからは初めてです。 1等席の前から4列目という特等席でした。 今日の演目は『伊勢音頭恋寝刃』。 歌舞伎座で、物語の発端から妖刀・青江下坂との因縁を描く「太々講」、さらにお馴染みの名場面まで、通しで上演するのは62年ぶりだそうです。 幕…

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歌舞伎座 9月公演秀山祭

初世中村吉右衛門の俳号に因む「秀山祭」。六世尾上菊五郎と並び、「菊吉」と称された初世を顕彰するため、二代目吉右衛門が中心となって開催されてきたもの。今年は二世吉右衛門の一周忌追善も兼ね、縁戚の白鸚、幸四郎父子、松緑、菊之助・丑之助父子も加わって賑やかな舞台となっている。 「仮名手本忠臣蔵 祇園一力茶屋の場」、所謂「七段目」。由良之助に仁左衛門、おかる雀右衛門、平右衛門海老蔵の豪華な顔ぶ…

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八月歌舞伎座 第三部「東海道中膝栗毛 弥次喜多流離譚(リターンズ)」

腰痛の施術の後は、娘と食事&芝居見物。急に理学診療を入れたので、食事の予約時間に間に合うか心配だったが、20分前に銀座に着いてしまった。暫く教文館で時間つぶし。夏休み中とあって、絵本や児童書のコーナーが楽しいが、男の孫は本嫌い。引き込まれる楽しさを教えてやれないのは残念至極。 歌舞伎座第三部「東海道中膝栗毛 弥次喜多流離譚(リターンズ)」。コロナ発生により第一部が直前に中止となったりで心配して…

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歌舞伎座 7月公演第三部 ふるあめりかに袖はぬらさじ

当初は仁左衛門と玉三郎の「与話情浮名横櫛」で、妖艶なお富と鯔背な与三郎が楽しみだった第三部。仁左衛門が頭部にヘルペスを発症、痛みで鬘が被れず演目変更となり、ガックリ。鬘無くても良いから、「羽織落とし」が見たいよう、と娘に文句を言ったら、手ぬぐいも痛くて無理だろ、との返事。尤もだ。 原作も知らず、新派風女郎の心中物語と思い込んで、ブツブツ言いながら劇場へ。 幕末、開国後の横浜で、アメリカ人の身請…

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歌舞伎座 団菊祭 五月公演 第二部

「暫」歌舞伎十八番の一つで、「矢の根」「鳴神」などと並ぶ荒事の代表的な演目。 海老蔵が自分で言っているように、久しぶりの歌舞伎座登場。彼と子息の舞台チケットは、初日前に売り切れるほど人気が高いが、今月は例のブログ攻撃の余波で出足は鈍かったように思う。一方的な口撃と内容のいい加減さに同情票が集まったか、開幕後からじわじわと売れ出し、気が付けばこの幕(第2部)は千秋楽まで完売となった。 皇位を伺お…

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京都南座「秋の舞台体験ツアー」

 京都四条大橋の南東に「南座」という芝居小屋がある。恐らく歌舞伎芝居を行う劇場としては最も古い常打ち小屋と言えるだろう。建物は昭和四年(1929年)竣工のものだが、1596年から始まる慶長年間にはこの場所に既に存在して居たという意味では日本最古と言えよう。四条河原で出雲阿国が「歌舞伎踊り」を興行して以来と云うことだが、現在は松竹の運営となっている。  これまで、熊本の八千代座や香川の金丸座など…

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四月歌舞伎座 第三部「桜姫東文章」

さすがに鶴屋南北作品、エロとグロの撚り合わせが凄い。 舞台は鎌倉、長谷寺の僧清玄(仁左衛門)と稚児白菊丸(玉三郎)は禁断の恋に落ち、海に身を投げて心中しようとする。香箱の蓋と身にお互いの名を記し持っていたが、怖気づいた清玄は飛び込めず、生き残る。そして17年・・ 高級武士吉田家の息女、17歳になる桜姫。父と弟を殺害された上に重宝を盗まれ(よくあるパターン)、しかも自身の左手が開かないという奇病…

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歌舞伎座2月公演 第三部

十七代目中村勘三郎三十三回忌追善と銘打った興行。 「奥州安達原 袖萩祭文」筋立てはこちら https://blog.goo.ne.jp/yokikotokiku/e/29974adfff7a1041460b417363025f62 雪の庭を挟んで父親と娘が自害する、という凄惨な筋立てで、重い太鼓の音とともに降り積む雪が寒々しい。 ヒロイン袖萩に七之助、苦労続きの人生は最期まで哀しい。 …

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<情報>十三代目市川団十郎襲名歌舞伎座興行の演目が決まりました

v待っていた十三代目市川團十郎の歌舞伎座での襲名公演の骨格内容が発表されました。 団十郎、新之助以外の役者や、公演時間などはまだ決まっていません。 先ずは、団十郎襲名公演(新之助襲名も含む)の5月、6月、7月の主要情報は、下記の通りです。 5月公演は・・・・・ 5月3日(日)~5月27日(水)。 但し15日は休演日。…

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十二月歌舞伎  夜の部

玉三郎が白雪姫をやるというのをラジオか何かで聞いて、ちょっと観てみたいと思って、チケット取れるかなぁと心配だったのですが、一人で行くとなると意外と前の方でもポツポツお席は空いてるもので。 土日かけて息子のところに泊めてもらいながら出かけてきました。 十二月歌舞伎 夜の部です。 キャリーケース持参だったので、まずはコインロッカーに預けて、幕間のお食事を手に入れようと売店へ行って、お寿司とお茶を…

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初芝居 歌舞伎座夜の部

高麗屋三代の襲名披露で湧く歌舞伎座へ。 「双蝶々曲輪日記」角力場(すもうば)だけ。初めて見る人は、内容がチンプンカンプンだろう。次の「引窓」も出せば、上方らしい世話物が楽しめるのに。芝翫の濡髪、愛之助の放駒がともに適役、それだけに角力場だけなのが惜しまれる。 口上、高麗屋三代、吉右衛門を始め、藤十郎、左団次、秀太郎、梅玉ら、幹部が居並び、華やぐ舞台。一人一人の挨拶に、大きな拍手と掛け声…