ジャコメッティ 最後の肖像

昨年、六本木の新国立美術館で、スイス生まれでフランスで活躍した彫刻家アルベルト・ジャコッメティの作品展が開催されて見に行き、針金のように極端に細長く引き伸ばされた人物彫刻に魅了されましたが、彼は彫刻だけでなく、絵画や版画の作品も多く、この映画でもアトリエに所狭しと置かれている彫刻作品は見られますが、主題は映画のタイトル通り肖像画の制作となっています。

>1964年、パリでアメリカの若い作家ジェイムズ・ロードは、顔見知りの巨匠ジャコメッティから肖像画のモデルを依頼され、帰国直前でしたが、2日間で終わる上、巨匠の仕事を間近で見られるチャンスと彼のアトリエを