「湖の男」 アーナルデュル・インドリダン著

アイスランドの首都、レイキャビックの警察犯罪捜査官エーレンデュルのシリーズ第4作です。

著者はこれまで「湿地」「緑衣の女」「声」で、犯罪を通して浮かび上がってくる薄幸な人生、時代の背景を描いてきました。

著者の「湿地」「緑衣の女」「声」の読書日記は:
http://hamidashirakuen.blog36.fc2.com/blog-category-169.html


主人公、エーレンデュル捜査官は冴えない中年男です。
同僚の女性捜査官は料理本を刊行して警察官とは別の才能を開花させているし、別の同僚はアメリカで犯罪学を学んだ経験がある将来性のあ