連載:川柳 短歌 俳句などを詠む

雪と雲とが朝からにらめっこ

一昨日の午後からの関東一帯の大雪。四年ぶりだという。
我が町でも25センチくらいは積もっただろうか。

裏の畑の雪の中に、長く続くいくつかの足跡。
家人に聞くと、昨日子どもたちが数人して長靴で大喜びしながら横切って行ったという。

私の子供の頃もそうだったが、今の子も雪は大好きなんだなとあらためて思う。違うのは、喜ぶ犬の姿が見られないことと、まわりの環境だけである。
しばし幼きわが少年時代に思いを重ねていた。

 敷き詰めた雪のじゅうたん見上げれば雲のじゅうたんにらめっこの朝
            (平成29年4月号) NHK短歌



「川柳 短歌