いたく降りて積らぬ雪や春隣 小杉余子 余子句選
お手玉にあづきの音や春隣 二階堂文子
塩味の皮付きピーナツ春隣 アロマ
またたきて春遠からじ湖北の灯 遠藤若狭男
まんぼうはまんぼう泳ぎ春隣 高澤良一 燕音
レモン一片グラスに浮きて春隣 館岡沙緻
蒼いグラスにミルクセーキ春隣 アロマ
低く黄色い月の大きく春隣 館岡沙緻
六甲の端山に遊び春隣 高濱年尾 年尾句集
弁当の胡麻散る飯や春隣 小川軽舟
香り良し蕗味噌膳に春の味 アロマ
星空をまはす水車や春隣 市ヶ谷洋子
春近したゞ麦畑の