この本は昨年の暮れに読んだ一冊。
その頃はもう 日馬富士事件 が明るみになっていたから、背表紙の文字を見てさっと手が出た。
この作家は以前、日記に一度紹介しているので思い出される方もいらっしゃるかもしれない。
その法廷・判事もの小説もユニークに思われたけれど、今度は相撲(!)ということで眼をパチクリ。
数週間前に放映されたテレビドラマの原作者でもあって、知るひとぞ知る作家のようだ。
時代背景は昭和30年代から40年代にかけてで、集団就職の時代に相撲取りとして東京に出てきた少年が主人公。当時の横綱や大関の名前がほぼ実名に近い名前で登場し