自分のしまい方

年始から縁者の旅立ちが続き、思わぬ瞬間にふっと彼らの昔の姿や動きを思い出し何とも言えない寂しさに襲われていた。そんな日に元アナウンサーの方の突然の死をテレビで知りぼんやりと聞いた。誰にも告げず、見守ってもらう事も選ばない病院での旅立ちはどんな思いの中で、選んだのだろうかと考えていた。

実は、彼女の結論と近い思いを私も考えていた事があった。もし自分に命の期限が告げられたら・・今、元気な日々の中で忘れていたが、ずっと以前に思った事を思い出したのだ。

命の期限が後3か月程度と言われたら、最後の最後まで家族や縁者には告げない。残された日々は、自分が消えた後に