けちと締まり屋は違う

たまに英語の単語にはっとすることがある。
まったく異なる文化の日本と英国に同じ言葉の使い方があるということにだ。
英語の tight(タイト)とは「きつい」とか「固い」という意味だ。
でもそこから転じて「締まり屋」という意味がよく使われる。
He is tight with money.
と言えば、「彼は締まり屋だ」となる。
同じ「けち」でもstingy(スティンジー)が(性格的に)ネガティブな響きが強いのに対して、tightの方は悪いイメージだけでなくいいイメージにも使われる。
「出し惜しみ」というよりは「きちんとした使い方」という風にだ。

オースト