妹と亡母(はは)に摘んだは花薊

昨日用事で臼杵港まで行った帰り、廻り道をして歩道の横にいつのまにか出来た草道を歩いた。ほんの数百メートルだったが膝に優しく気持ちが良かった。それが頭に残り、臼杵川左岸の土手道を久しぶりに行きたくなった。温度が気になったが、室内で18.4度、風も無さそう。本町通りを抜けて伊予銀行から松島橋を渡り市浜に出る、そのまま土手道を鴨を見ながらJRの鉄橋の下を屈んで潜り抜ける、昭和橋に出て首藤定氏手植えの桜の横を通り、めったに人が通らぬ廃屋が2軒並んだ路地を抜ける。今にも壊れかかっているが屋根を覆った山藤が見事であった。
「こんな路で人に会ったらお互い驚くだろうな」