60年前私は5歳だった。

60年前、私は5歳だった。ツツジの花を摘んでチューチュー吸った。砂糖が貴重だった。
60年前、空襲で自宅を消失した家族が私の家にも間借りしていた。家族で間借りしていたが、いつの間にかどこかに出て行ってしまった。
60年前、町内の子供たちは皆痩せていた。太っていた子は裕福な家の子。
60年ともかく私は生きてきた。忘れてしまいがちなことは多いけど。今を考える時、それまでの記憶や知識は貴重な判断基準だ。
忘れないこと、伝えることが重要な年齢になってきた。

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