今は昔、竹取の翁といふ者有りけり。
野山にまじりて、竹を取りつつ、よろづのことに使ひけり。
中略
その竹の中に、もと光る竹なむ一筋ありける。
それを見れば、三寸ばかりなる人、いと美しうて居たり。
そうです。
かぐや姫の物語です。
幼子を妻の嫗(おうな)に預けて養はす。
美しきことかぎりなし。
竹細工店から大店の家具屋にまで大成長した竹取の翁。
その家具屋の養女なので「かぐや姫」という。
名をば「大塚久美子」と言ひける。
たいそう美人であったそうな。
美人だったので、いろんな男が言い寄ってくる。
だが姫は社長業が忙しいので屁