大好きなお姉さん・・・キャサリンへ

 私が、お姉さんにはじめて出会いましたのは、二十五歳

の春、某大手損害保険会社に派遣された時です。

 濡れ羽色の長い髪がとても美しく、セーラームーンの主

人公のように美しい女性でした。

 私の席は、お姉さんの直ぐ後、こんなに素敵な方の後ろ

の席なんて・・・と、毎日会社に行くのがとても嬉しかっ

たです。

 朝の通勤の折、いつも、お姉さんは、颯爽と自転車で現

れて、「おはよう・・・」と声を掛けて下さり、長い髪を

風になびかせて、私の横を通って先に行かれました。その

爽やかさが、とても印象的でした。

 会社では、上司からも部下からも男性職