作家・百田尚樹の本を読み続けている。どの作品も面白く感動して読んだ。「大放言」に書かれているが、百田氏は、言いたいことを言いすぎて、様々な誤解を受けたりしたという。それでも、言いたいこと、書きたいことを、読者に面白く読んでもらえるように、創作して、作品を描きあげているという。
　僕も、百田氏の言動を、全部は支持してはいないが、とにかく、読んだ小説、エッセイ作品には共感しているのである。

「影法師」
ー江戸時代、磯貝彦四郎は、中士の家柄で、名倉彰蔵は、下士の出で、名倉彰蔵が、藩の産業を興し、大坊潟の干拓を行うなど、藩になくてはならない人物になるのを見抜