不問になるには

お釈迦さまは
死後の世界や魂について、
不問(南直哉禅師)といった。

不問とは、
そのことについて考えることを
やめるという事だ。

あるかないかわからないこと、
人間が知ることができないようなことについて、
問うたり考えたりすることで、
生きている時の大事な時間を無駄にしないように
との戒めである。

こうした解釈でいいと思うのだが、
ただ、不問の意味するところは
ただ単に「やめるように」ということではない。

不問と言うとき
次の二つの場合があるだろう。

ひとつはその問題のことを
はじめから考えないようにすること。

もうひとつは、

徹底的に考