「太陽と砂」に西村京太郎作を」読んで

作家が37歳ころの作品です。

当時の総理府が.21世紀の日本ということで、文学、音楽、論文などの作品を募集したところ、西村氏が応募され一等当選された作品です。
内閣総理大臣賞受賞された作品を読みました。

西村京太郎氏の小説は主に、トラベルミステリーをかなり読んでいました。

しかし、この小説「太陽と砂」は作家の若い感性が迸るようで素晴らしかったです。

内容は、二人の若い友人同士で仲が良い男性たち。
一人は能楽師で、父親のような古風な形式の能を打ち砕いて新しい能を目指しますが、父親からは理解されません。

もう一人の若者はアフリカの太陽熱による巨大な