スーパー・チューズデー ~正義を売った日~(2011)

昨晩(9日・月)、NHK BSプレミアムで放映されたのをリアルタイム観賞。初見。
2004年の民主党大統領予備選挙に出馬したオハイオ州知事を裏側から支える選挙プロ(コンサルタント)たちの暗躍を描くスキャンダラスなポリティカル・サスペンス。原作は、本物の選挙屋が書いた暴露本的戯曲らしい。
マスコミ大衆時代の選挙というものが、ともすれば候補者自身の人格や政見よりも、抱えた選挙プロたちのイメージ戦略の闘争であるという様相は、本作に先立つこと40年近く前の「候補者ビル・マッケイ」(1972)あたりですでに皮肉に描かれていた。民主主義は空洞化、ポピュリズム化の危機