フューリー(2014)

昨夜(16日・月祝)NHK BSプレミアムで放映されたのをリアルタイム観賞。初見。
1945年4月、欧州西部戦線の最終局面、独軍の猛烈な抵抗に遭って奮戦する歴戦の米陸軍M4シャーマン戦車「激怒号」と乗員の運命を描く戦争映画。
戦車戦を、戦車兵を、戦車そのものをここまで具体的かつ詳細に描いた映画はかつてなく、実に画期的。だが中身の方は「新兵教育映画」のテンプレ、終盤はまるで西部劇(*)で、「エンド・オブ・ウォッチ」(2012)で驚かされたD.エアー監督ならではの斬新な表現、撮り口と旧くさい内容の間にギャップを感じた。「表現のリアリティと内容のリアリティ」に