突然の孤独死

突然掛かって来た電話は近くのオバサンからだった。
 「あんた○○さん亡くなったの知ってる?」
 「まさか~あの元気なオバサンでしょ?」
カラオケが大好きでいつもスーパーのチラシを持参する。
あまり有名では無いが地方回りの歌手の宣伝会だった。

その女性は独居だったが何度か家にお邪魔した。
そこそこに綺麗にして居たので生活は安定していた。
言わば独身生活を謳歌するような人生には憧れることも。
市内に子供達が独立して居るようでスープが冷めない距離か?
何かあれば駈け付けてくれるといつも言っては居た。

その人がいきなり熱中症で亡くなるとも思えないが事実。