【俳句ノートまとめ】あけび庵

疑えば金魚のおなら有りそうで          *
菖蒲湯や一句にかかる湯張りかな
水溜まり車の弾じく夜の梅雨           *
梅雨入りや夜が残した水溜まり          *
歩道橋万緑はらりと風を撫で           *
田の揺れも代掻きのころ里帰り
かがり炎や鵜匠追いたる手のさばき
水沢やもんでかぶせ茶香りたつ
はぐれ鵜や縄の絡みに放たれて
大うねり崩れて卯波富士を抱く
茶柱を覗く手合いの新茶かな
フロントの団扇二つや日を隠す
夏帽子漢の手にはティシュ揺れ
玉ねぎや起こし少しの雨ほしや
水田のからす狙うは雨がえる
雨降りのお絵かき教室