あけび庵の日記
あけび庵の日記 久々の俳句のまとめです。昨日は即位関連 の儀式が9時と午後1時、午後7時20分に テレビにかじり付いていました。さあ、世紀 の一瞬です。歴史的な晴れの儀式です。 宅配の芋と書かれて里の秋 一枝は芋虫食みて寝床なり 風立の枝おれ野にも散る柳 (かぜだち) 片付けてやもり飛び出す庭の隅 台風や南に難あり渦巻いて 我も原花野風受け吹かれたり 昇仙峡もみじ彩散る粉紅(まがいべに) 習志…
あけび庵の日記 久々の俳句のまとめです。昨日は即位関連 の儀式が9時と午後1時、午後7時20分に テレビにかじり付いていました。さあ、世紀 の一瞬です。歴史的な晴れの儀式です。 宅配の芋と書かれて里の秋 一枝は芋虫食みて寝床なり 風立の枝おれ野にも散る柳 (かぜだち) 片付けてやもり飛び出す庭の隅 台風や南に難あり渦巻いて 我も原花野風受け吹かれたり 昇仙峡もみじ彩散る粉紅(まがいべに) 習志…
【俳句まとめ】あけび庵 春のいぬ地鼻の先やけもの道 枝隠しみごろの梅やしろい花 猫のはか宿根草や京鹿子(夏) 一鳴きの猫の恋たつ尻尾かな ルバシカの胸元緩む春の風 工事中のぞく猫の背はるの陽や 木工の木槌たたいて春起こす 杉花粉かぜに寄せては水溜まり 子の好きな雛のちらしと香を搾り 鶯の餅わかくさや粉の散る ** 傾げては水仙咲いて岸部ほど 春の月まあるく浮かんで宵の空 大根の青…
【俳句まとめ】あけび庵 濡れ色や雨水ゆき見の障子から だらだらと身辺雑事はる時雨 こらやこの傾ぐ火もありとくど焼き そろいては皆口尖る馬酔木かな 薬手帳メモに太い字春に聞く 手の幅の大きさ春の光あび 病棟の薬くばられ春の水 刈り枝や春を集めて芝のうえ ひと足を告げれば見頃八重の梅 紅梅の早足を告げ浜離宮 ** 石垣に戦国のはる後瀬山 土かれてせいち四角い春日向 さ庭べの雪融け果て…
【俳句まとめ】あけび庵 酔い酒のコップ透かせば花明かり 鮟鱇の吊るし売られて肌びかり 松の内帰省の子に聞く初仕事 初夢の書き換えてみるよいもある 二股の引きてだいこん初笑い 雨空を恨み見送る冬ひでり 陽を受けて白々冬の空の月 畑中に寒さと白菜縛られて 畑中の白菜縛る寒さかな 節分の鬼っぷりなり人の貌 ** 霙きてひそけさあまるビルのうえ みぞれ来て空ひた曇るビルの上 流氷の岸押…
【俳句まとめ】あけび庵 実は誰の蜜柑は鳥に突かれて 杖の手に話掛けてる冬日かな 鳥のさと田峯の河畔冬の日や (だみね) オシドリの越冬の里河畔かな 冬の日に子のい抱かれてうす寝息 施主の文字塔婆に染みて冬日かな 十一月つきは鋭く鎌になる * かきいれや喘ぐ秋漁駿河湾 子の寝息泣き声無きや冬日来る * 冬の味かぶらの甘み千枚に *…
まとめです! 伸びたくて枝の先々藪からし ダイアリー押し葉四つ葉のクローバー 雨降ればもっと伸びると螺湾蕗 蕗煮れば生姜の香り出しゃばって じゅんさいの集めて素手のぬるりかな 風まねき水無月の戸を少し開け 戸を開けて隙間に見える入梅晴れ 闇の夜を車引きずる梅雨の音 梅雨音の車引きずる闇の夜 梅雨入雨しとどに夜や闇の音 (ついりあめ) ** 徳島を乞われてそうめん手延べかな かぶりつく…
選ぶ手やこれと言われて四葩買う 雨降って泣き止むものか青がえる 四季の森木道おれて花しょうぶ 鳴無の御みくじ溶ける夏の海 (おとなし) 参道が夏の海へと浦ノ内 飛行機の航跡のびて五月晴れ 浦ノ内海へ参道ついり晴れ ベランダの蕾開けば百合の花 坂道や立てて日…
疑えば金魚のおなら有りそうで * 菖蒲湯や一句にかかる湯張りかな 水溜まり車の弾じく夜の梅雨 * 梅雨入りや夜が残した水溜まり * 歩道橋万緑はらりと風を撫で * 田の揺れも代掻きのころ里帰り かがり炎や鵜匠追いたる手のさばき 水沢やもんでかぶせ茶香りたつ はぐれ鵜や縄の絡みに放たれて 大うねり崩れて卯波富士を抱く 茶柱…