連載:TRY取引

トルコ危機

昨日(8月10日)、下降を続けてきたTRYJPYは19.96で始まり16.58まで約17%の大暴落(OANDAリアル口座)。
この事件は『トルコ危機』と名付けられ、歴史に刻まれることになるみたい。

トルコに於ける大統領の独裁性(中銀の独立性喪失)や鉄鋼関税の引上げ、米国牧師の拘束なども、この事件の背景として取り上げられているけど、主因は、外貨建て対外債務の返済が滞り、貸出元である欧州主体の銀行の経営悪化を招く懸念が大きいことなんだろう。
一国の問題が主要国の金融界に波及する恐れがあるとき、為替は大きな動きを表わすということを覚えておこう。

USDTR