戦国日本と大航海時代

(中公新書)を読んだ。

この本の大きなテーマは、ヨーロッパ列強が世界制覇を進めていた頃は日本では豊臣・徳川時代。東南アジア諸国のように日本はなぜ植民地化されなかったか。

 武力もあるだろうが、キリスト教の布教禁止も大きく
絡んでくる。

「もし日本がそちらの国に行って神道を説いて人民を
困惑させたら、そちらの領主は喜ぶか。そうではあるまい」
という秀吉のイエズス会への書簡も残っているらしい。

ここを読んで、遠藤周作の「沈黙」を思い出し、読み返してみた。

 井上筑後守(キリスト教禁止政策の中心人物)がポルトガルの教会の司祭に対して
「だがな、パード